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ウインドリバー、米国最大の車両性能試験場、オハイオ州立大学、オハイオ中部地域と、スマートコネクテッドカーや自動運転技術の開発とテストで協力

ニュースハイライト

  • インテル®子会社のウインドリバー、交通研究センター(TRC:Transportation Research Center)、オハイオ州立大学、オハイオ州ダブリン市は、自動運転やコネクテッドカー技術向けの安全でセキュアなテクノロジの進展に取り組みます。
  • ウインドリバー主導プログラムの第1段階では、オハイオ州立大学の工学系の学生と教員が開発した「走る実験室」となる試験車の製作を目指しています。
  • 米国最大の独立系車両テスト施設であるTRCが性能試験場になり、コネクテッドカーや自動運転車のテクノロジのテストや検証のための戦略を提供します。

2017年6月7日、ミシガン州デトロイト発 — インテルの子会社でIoT向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、交通研究センター(TRC:Transportation Research Center)、オハイオ州立大学(OSU)、オハイオ州ダブリン市と協力して、スマートカー、コネクテッドカー、自動運転技術の進展に取り組むことになりました。計画では、オハイオ州中部のコロンバス地域を中心に、オートモーティブコミュニティの研究を加速することを目指します。自動運転車や他のコネクテッドカーのテクノロジのペースアップ、品質の向上、開発・試験・実装の強化を安全かつセキュアに実現する戦略の策定やテクノロジの開発が期待されています。

ウインドリバーのコネクテッド車両担当ジェネラルマネージャー、マーカスス・マキャモンは次のように述べています。「オハイオ州中部は、スマートシティやスマートカーテクノロジの新しい拠点になっています。大学、地方自治体、テクノロジ産業の頭脳を結集したユニークな協力体制は、コミュニティがどのようにモビリティを革新し、車両の開発や実装のベストプラクティスに影響を与える知見を活用するかについて、スタンダードになり得るものです。一般向けの自動運転の実現には、さまざまなプレーヤーが共同歩調をとることが必要です」

マキャモンは、次のように続けます。「ソフトウェアは今日の自動車の要であり、車は地域社会で中心的な役割を果たしています。したがって、自動運転の研究に対しては、包括的で協働的に取り組むことが不可欠です。その点で、テクノロジの導入に積極的で、米国有数のスマートコネクテッドシティになったダブリンのような都市と協力することはごく自然なことです」

今回の共同プロジェクトでは、新興テクノロジをテストし、路車間の相互連携により、地域住民の生活をどのように改善できるかを明らかにする予定です。自動運転車本体に加えて、車車間や路車間の通信、コネクテッドカーのコックピット用ソフトウェア、スマートセンシング/マッピング、付随するデータ収集などのテクノロジのテストを計画しています。オハイオ州立大学の学生、研究者、教員に主要な役割を担ってもらうことで、オートモーティブ分野の次世代の専門家を育成する狙いもあります。

プロジェクト初期段階の主要目標の1つが、「走る実験室」となる自動運転車の共同開発とテストです。ウインドリバーは航空宇宙・防衛、インダストリアル、オートモーティブ業界で培った専門性を応用し、プロジェクト開発の陣頭指揮を執り、実績のあるセーフティクリティカルシステム向けソフトウェアを提供する予定です。

TRCは、北南米で最大の独立系性能試験場および車両テスト機関です。米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)自動車研究試験センターの本部であり、自動車産業全体の総合的な研究開発拠点として機能しています。プロジェクトの車両の検証プロセスを主導できる、衝突、排出物質、耐久性試験といった領域のノウハウを有しています。また、4,500エーカーのロードコースや7.5マイルの高速周回路は、ビルドテストや厳格なテストの拠点として利用できます。

ダブリン市は、125マイル以上の光ファイバを地下に敷設し、企業向け高速接続を整備しているほか、「33スマートコリドー」の起点でもあります。33スマートコリドーは、ダブリンとイーストリバティ(コロンバスの北西)を結ぶ、総延長35マイルの高速道路で、オハイオ州運輸局が大容量光ファイバケーブルを敷設し、道路沿いに設置したセンサーからのデータを研究者に提供しています。33スマートコリドーは、オハイオ州や世界中の人とモノの輸送方法を変革できるテクノロジを、安全にテストするために用意されたものです。

OSU自動車研究センター(CAR)のチームは、自動運転車研究の経験を生かして、実践的なサポートを提供できます。OSU CARは、エネルギー、安全性、環境に重点を置き、持続可能なモビリティの改良を目指しています。オートモーティブ分野の次世代リーダーの育成に注力し、システムエンジニアリング、最先端のユニークな実験施設、先進的製品開発プロジェクトでの産業界との協働、官民支援研究のバランスを重視しています。今回の計画では、CARの教員と学生が、プロジェクト試験車のアルゴリズム開発とインテグレーションを担当する予定です。

ウインドリバーは、プログラム全体でリーダーシップを発揮するほか、30年以上にわたる航空宇宙、インダストリアル、防衛アプリケーションの提供で培った専門性を生かすことができます。ウインドリバーのオートモーティブ製品ポートフォリオ「Wind River Helix™ Chassis」は、インフォテインメント、テレマティクス、デジタルクラスタ向けシステム、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムなどの安全指向システム、クラウド型開発ツールやアプリケーションの機能強化などに対応するテクノロジから構成されています。

マキャモンは次のように述べています。「火星探査車から列車、自動車、民間・軍用航空機まで、ウインドリバーのコアビジネスは、ミッションクリティカルなソフトウェアの開発とデリバリです。オハイオ州立大学と学生の皆さんに、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発を支援するソフトウェアやプロセスを公開することで、大学のイノベーションの実用化を促進する方策が見つかることを期待しています」

その他のコメント:
交通研究センター(TRC)

TRCのCEO兼プレジデント、マーク・タミ・ホッタ氏は次のように述べています。「最初の自動運転車は、人間が運転する車が姿を消す前に、ハイウェイを走ることになります。そのため、課題の1つは、両者をどのように共存させるかです。TRCでは、安全でコントロールされた環境で、意図的に両者を混在させることが可能です。スマートモビリティは、コネクテッドカーやインフラの強化により、交通の利便性を高め、移動手段の選択肢を増やすほか、渋滞の減少、天然資源利用の効率化を実現します」

オハイオ州立大学
オハイオ州立大学自動車研究センター所長、ジョルジオ・リゾーニ氏は次のように述べています。「オハイオ州立大学には、自動車研究において長い歴史があります。自動車産業や政府による自動運転への対応を、実際に変えうるプロジェクトに貢献する機会を歓迎しています。現実のシナリオで、最先端の技術を使って、業界の専門家から指導を受けられるというのは、学生には得がたい経験です。将来の進路を見出すことができるはずです」

ダブリン市
ダブリン市のCIO(最高情報責任者)、ダグ・マカロック氏は次のように述べています。「ダブリン市は、住民の福利のためにイノベーションを推進しています。自らをスタートアップ企業と考えており、その成果が市です。当市の取り組みは、安全性の向上、移動手段の増加、輸送効率化による環境面の課題への対応を目指すインテリジェント研究の分野で、米国の基準になりうるものです。各分野のトップレベルの頭脳と協力することで、自動運転を発展させる、安全でスマートな道筋をつけることができます。最終的には、住民の生活を豊かにする、より優れたコネクテッドシティを実現できます」

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社でありモノのインターネット(IoT)向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは20億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェントシステムの革新とデプロイを支援します。
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