Wind River Blog Network 翻訳版
本サイトでは、Wind River Blog Networkの一部を翻訳し公開しております。

August 10, 2016

火星から地球まで、ウインドリバーは30年の経験を生かして車両ハッキングを阻止


投稿者:Marques McCammon

2トンのSUVに乗って高速道路を時速70マイルで走行中、突然制御不能に陥り、エアコンのファンが動き出し、ラジオが大音量で流れ、フロントガラスのワイパーが激しく作動し、急こう配に差し掛かったところでエンジンが停止する、という状況を想像してみてください。

これはまさに昨夏、ワイアード誌のAndy Greenberg記者が経験したことです。サイバーセキュリティの調査員が数マイル離れた場所から、「コネクテッド」なジープ・チェロキーをリモートで乗っ取ったのです。この有名な攻撃は実証実験でしたが、自動車がますますソフトウェアに依存するようになり、ソフトウェアのネットワーク接続の度合いが高まるにつれ、私たちは自動車が実際に、サイバー攻撃の危険な標的になるかもしれないという現実に直面します。

安全性が欠かせないシステムのソフトウェアの構築に長年にわたって取り組んでいるウインドリバーは、セキュリティと安全性を最優先事項に掲げています。インテルの商用ソフトウェア部門として、自動運転車向けのソフトウェア開発に特に注力しています。このような未来の車は、あらゆるものがネットワークに接続されることによって恩恵を受ける、新しい「モノのインターネット(IoT)」時代の要となります。新技術がもたらすこのすばらしい世界では、IoTによって自動車と他の自動車、および道路、信号、建物、駐車メーター、カメラなど、都市のスマートインフラがつながります。

私たちは、1日100万回とも言われるハッカーの絶え間ない攻撃を警戒する必要があります。30年以上にわたる、防衛、航空宇宙、および自動車業界でミッションクリティカルな専門性を発揮してきたウインドリバーには、サイバー犯罪者を締め出すソフトウェアの設計や継続的なアップグレードを行えるだけの計り知れない経験があります。

ウインドリバーにはハッキングに従事するチームがあり、高度な技術を持ったサイバー犯罪者が攻撃しているかのように、世界トップレベルのセキュリティ専門家が当社のソフトウェアに攻撃を仕掛けています。こうして得られた教訓が、革新的かつ安全な新規ソフトウェアの開発に生かされています。終わりなき闘いに勝利するべく、ウインドリバーは独自の態勢を整えています。

ウインドリバーのテクノロジは、1997年以降のすべての火星探査機を作動させ、2009年には地球から2億5,000万マイル離れた場所でのソフトウェアアップデートを完ぺきに実施しました。同様にウインドリバーのソフトウェアは、民間航空機、軍用無人車両、自動車のブレーキや他の安全機能に関しても、安全な動作を保証しています。

ウインドリバーは長年にわたり、全世界の自動車メーカーと協力して、ソフトウェアで定義する(Software-Defined)世界への自動車業界の移行を支援してきました。この共同作業、特に自動運転に関しては最大限のセキュリティが必要であり、ウインドリバーは必ず毎回動作するミッションクリティカルシステムの基盤を提供することで、テクノロジを進化させています。

ハッカーは大胆で高度な技術を持ち、サイバーセキュリティに対応する確実な唯一の方法も存在しないため、私たちは常に進化し、次の動きを予測し続ける必要があります。ウインドリバーは、自動運転車が最大限の可能性を発揮できるよう、犯罪者と闘い、事故を大幅に減らして人命を救い、渋滞を緩和し、エネルギー消費と環境汚染を減らすことに全力で取り組んでいます。