Wind River Blog Network 翻訳版
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January 17, 2017

ウインドリバーとミランティス、OpenStackの概念実証プロジェクトで協力

ウインドリバーとミランティスは先日、業界標準と相互運用性に向けた両社の取り組みの一環として、カリフォルニア州サンタクララのウインドリバーのNFV(Network Functions Virtualization)ラボにおいて、概念実証相互運用性の共同プロジェクトを完了しました。

プロジェクトの目的は、Wind River Titanium Serverキャリアグレードソフトウェア仮想化プラットフォームを、Mirantis Pure Play Web-Scale OpenStackディストリビューションの最も高度かつ最新のバージョンと連携して展開可能であることを実証するという、控え目なものでした。

この目的は予想どおり簡単に達成され、A) オープンな標準インタフェースを順守することの意義と重要性、B) 健全な「コーペティション」が両社それぞれの顧客と業界全体にもたらす価値という2点が証明されました。

プロジェクトの詳細は以下のとおりです。

  • ハードウェアベースライン:デュアルソケット、インテルXeon E5サーバー(Titanium Cloudハードウェアパートナー数社により提供)
  • ウインドリバーソフトウェアベースライン:Titanium Serverリリース3
  • ミランティスソフトウェアベースライン:Mirantis OpenStack 9.1 + Ubuntu 14.04
  • プロジェクトの構成:
    • 1つのサーバーセットにわたりMirantis OpenStackをプライマリOpenStackリージョンとしてインストール
    • 別の独立したサーバーセットにわたり、高性能および高信頼性のワークロード向けにTitanium ServerをセカンダリOpenStackリージョンとしてインストール
    • MirantisリージョンではOpenStack Keystoneサービス(ユーザーアイデンティティと認証情報)をホストし、Titanium Serverリージョンと共有
    • インストールおよび運用開始後は、双方のシステムのHorizonダッシュボードでいずれのリージョンのリソースも表示・管理可能。つまり、ユーザーはMirantisダッシュボードを使用して、ネイティブのMirantisリージョンの仮想リソースおよびワークロードとともに、Titanium Serverの仮想リソースとワークロードを表示・管理可能。同様に、Titanium Serverダッシュボードのユーザーも、Titanium ServerリージョンとMirantisリージョンいずれのリソースも表示・管理可能。

このプロジェクトの結果は、エンドユーザーにとって極めて重要で、説得力があります。異なるタイプのワークロードが含まれるクラウド全体を、単一のユーザーインタフェースから管理できることは、大変素晴らしい機能です。OpenStackに組み込まれ、OpenStackリージョンで有効化される共有サービスを展開および活用することで、ユーザーは使いやすさや管理性を犠牲にすることなく、アプリケーションやサービスのニーズおよびSLAに最適なソフトウェアプラットフォームを選択できます。

このプロジェクトは技術的な成果に加え、ウインドリバーとミランティスが共に、両社の顧客の利益に向けて各自の強みを生かそうという、意欲と能力を有していることを示しています。これはNFVで本来期待されたことでもあり、その実現を目の当たりにするのは感慨深いものがあります。