Wind River Blog Network 翻訳版
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May 21, 2018

Wind River Titanium Cloudのコントリビューションで、オープンなエッジコンピューティング基盤を活性化

投稿者:Jim Douglas、Imad Sousou

かねてよりインテルとウインドリバーは、Wind River® Titanium Cloudポートフォリオのコンポネントをオープンソース化する意向を表明してきました。本日その約束を果たすべく、StarlingXという、OpenStack Foundationが主催する新しいオープンソースプロジェクトにアップストリームとしてコードを提供します。

Wind River Titanium Cloudは、オープンソースコンポネントを基盤に、常時稼働させるために必要な高可用性、障害管理、パフォーマンス管理という重要インフラの要件に対応するよう拡張、強化されています。また、エッジやIoTのワークロードに必要な低レイテンシ、高パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティも備えています。

こういった強化機能の多くを、StarlingXプロジェクトを通してオープン化します。イノベーションを生み出すリファレンスプラットフォームとして活用していただければと考えています。インテルとウインドリバーはコミュニティにコードへの貢献を呼びかけ、コミュニティとともにエッジコンピューティング向け基盤スタックを策定し、そしてクラウドネイティブなテクノロジなど多くの既存オープンソースプロジェクト間でのインテグレーションが加速することに期待を寄せています。直接的なOpenStack Foundationのもと、こうした強化機能をアップストリームに加えることでOpenStackコミュニティと緊密に連携することが可能となり、技術的負債を最小限に抑え、ダウンストリームでの実装をスピードアップできます。

StarlingXプロジェクトにより利用可能となるコードは、以下のとおり。

  • サービス管理、REST API、プロセス監視を提供
  • OpenStack Horizonの拡張を含め、スタンドアロンの障害管理サービスを提供
  • ソフトウェアリポジトリの管理・パッチ・アップグレード・バックアップ・リストアサービスを提供
  • ベアメタル管理、次世代VIM(Virtual Infrastructure Manager)とVIMヘルパーコンポネント、OpenStack Nova APIプロキシ、ゲストAPIインフラを搭載

重要機能の実装を目的に、既存プロジェクトのアップストリームにコントリビュートしない追加コードが、StarlingXのサブプロジェクトを通して提供されます。重要機能には、サービス管理、障害管理、ソフトウェア/ライフサイクル管理、ベアメタルのインストールと管理、コンフィギュレーション管理などが含まれます。

StarlingXプロジェクトは、業界の枠を超えたエッジの利用と密接に連携します。ネットワーキングやエンタープライズを超えて、一番のビジネスチャンスはインダストリアルIoT(IIoT)です。歴史的に、ソリューションが特定機能向けに高度に特化された領域で、顧客やパートナー企業は、エッジコンピューティングの仮想化がもたらす価値を受け入れつつあります。StarlingXでは、オープンコミュニティで共通の要件に対処することにより、イノベーションの実現を可能にし、商業的にサポートされた堅牢なソリューションを活性化します。こうした要求に応えられるよう、ソリューションベンダやインテグレータとの協業に期待しています。

Akraino Edge Stackと緊密に連携することで標準化を推進し、多数のアップストリームコンポネントのエッジコンピューティング向け共通フレームワークによるインテグレーションを図る計画です。こうした数多くのアップストリームやオープンソースコンポネントの中流工程における大切なインテグレーションにおいて、Akrainoは多様な業界利用の青写真を作り、重要な役割を果たすことになるでしょう。

StarlingXプロジェクトの機能は、エッジコンピューティングソリューションの実装、コミッショニング、メンテナンスが効率化により企業にメリットをもたらします。現行ソリューションの運用面の複雑さは、デプロイに必要な専門的なIT知識と合わせて、エッジアプリケーションのビジネスチャンスを最大限に生かそうとする通信サービス事業者にとって障壁となっていました。StarlingXプロジェクトにコントリビュートするWind River Titanium Cloudテクノロジは、エッジコンピューティングソリューションの実装、コミッショニング、メンテナンスを効率化するほか、自動化によってこれらのプロセスを簡素化します。企業はコストの最小化、リスクの軽減、エッジデプロイに必要な人員の削減を図ることができます。

刺激的で画期的なこの取り組みに、参加しませんか。StarlingXソースコードをダウンロードして試用し、starlingx.ioの議論に加わってください。今週バンクーバーで開催されるOpenStack Summitに参加するなら、ぜひインテルブースにお立ち寄りください。

Imad Sousou氏は、インテル社Open Source Technology Center担当コーポレートバイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャーです。Jim Douglasはウインドリバーのプレジデントです。